新幹線の中で、女性グループがこんな会話をしているところに出くわしました。

女性A 「今日行く旅館は○○館という名前で△△温泉では一番有名な旅館なのよ」

女性B 「へぇ~、そうなの」

女性A 「でね。お料理は一番安いプランで申し込んだのね。その代わり、お刺身の盛り合わせを別注で頼んどいたから。一人当たり2,000円分高くなるけど、この方が得なのよ」

女性C 「やったー。私もお刺身たくさん食べたかったのよね。さすがAさん。これからも幹事お願いしま~す。」

聞いていた私「こやつできるな」と心の中でつぶやきました。なぜなら、多くの旅館の献立の組み方だと、この女性グループの会話が当てはまるからです。

その仕組みとは、旅館では普通、お値段によってお料理のコースを幾つかご用意しています。通常、和食の献立は、料理の品数が多く、仕込みに手間がかかります。したがって、お料理のコース毎に全ての料理内容を変えることは難しいと言わざるをえません。

そこで、お造り、焼き物など数品に材料の高いものを使って料金の差を埋めることを行います。これって、お客様の意向に沿ったカタチではないのかもしれません。(ホントは秘密にしておきたいのですが・・・)

あわびの天ぷら

そこで、先ほどの新幹線の女性の会話に戻ります。料金を上げて自分たちの好みでないお料理を出されるより、とにかくお刺身だけはしっかりと食べたいという方は、この女性Aのように別注料理でお刺身を頼んだ方が、満足感は高くなると思います。

旅館にとって別注料理は、お客様の好みと季節に合わせた品をご用意するという性格を持っています。

全てのお客様にお出しするには数が揃わない季節の材料などで料理をするもの、原価が高いため献立に入れると宿泊費が高くなってしまうもの、仕入れ価格の変動が大きいものなど、掘り出しものを用意している旅館さんも少なくありません。ぜひ、ご予約や当日フロントでチェックインの際に聞いてみてください。

金目鯛の煮付け

伊豆長岡温泉ホテル天坊では伊豆の温泉、料理を心ゆくまでご堪能いただけます。

おすすめ別注料理の一部を、ホームページに掲載していますのでお料理ページ下をご覧ください。また、宿泊当日にフロントでその日の別注料理を載せたチラシをお客様にお配りしていますので、ビビッと来た品があったらご注文ください。

会社や各種団体に最適な「グループ&会議研修プラン」や、女子旅にピッタリの「アロマエステプラン」などプランも豊富にご用意しておりますので、こちらもご確認なさってみてください。